本サイトは不眠・浅い眠りで熟睡できず悩んでいるかたのための情報サイトです。眠れない原因を知ることでその解決法がわかり快眠に繋がります。

不眠の解消に漢方薬、合えば即効力を発揮することもあるんです

漢方薬の治療に時間がかかる、と思う人が少ないないと思いますが、東洋医学・漢方ではからだに不調のある箇所を治療し、全身のバランスを整える考えのため、即効力を発揮するケースも多いのです。西洋医学では症状があらわれている組織や臓器ごとに異常の有無を調べる点が異なります。
疲れからきているのか、興奮状態にあって眠れないのか、原因にあった漢方薬で不眠を解消していきます。

漢方薬ってどんな考え方なの?

簡単に、まずは漢方薬の概念を説明します。
漢方では、人間のバランスを体質をあらわす状態を[証]と例え、体力や病気に対する対抗力は「虚・実」で表現します。具体的に、あまり体力のない状態「実証」と体力が充実している状態。その真ん中は「中間証」と表現されます。
また生命活動の維持に必要な要素を「気・血・水」の3つぶ分類。
どれか1つが不足したり、流れが滞っていると心身にさまざまな不調がでると考えます。

気・血・水3つのバランスが大切.png

気:生命活動を維持するためのエネルギー。気の量がそのそも不足すると気力がなく、気虚(ききょ)に。滞ると、気が下から上で逆流する気逆でのぼせや頭痛の症状が該当。
血:血液と血液の働き 血液が足りなく(貧血)なることを血虚、流れが滞ることを瘀血(おけつ)に例えます。
水:血液以外の体液とその働き。汗や尿、リンパ液など水の流れが滞りくすんだ状態を水毒と呼びます。


不眠は冷えや興奮、軽いうつ病、PMS(月経前症候群)など女性ホルモンの問題に効果的といわれます。睡眠を促すような薬ではなく、問題ある箇所へ働きかけ、体質を改善。このような理由から即効性も期待できるのです。

漢方を処方してもらう場合、どんな診察をうけるの?

漢方は、医師が五感をつかって証を決定します。証を診断場合に用いられる方法は四診と呼ばれ、望診(顔色・表情・舌の状態・動作を観察する)、問診(生活習慣など尋ねる)、聞診(音やにおいを聞く・声の調子や体臭を耳と鼻で聞きとる)、切診(皮膚や筋肉、拍動など触れて調べる)の内容です。
虚証か実証か気・血・水のどこに問題があるかを見極めます。このような診察のため、メイクや香水は診察時ふさわしくありません。顔色や爪の状態も診察対象となるため、マニュキュアもNGです。またときには体臭で判断したり、舌の苔の状態も観ることがあります。

不眠に有効な漢方薬って具体的にどんな内容でどんな種類があるの?

漢方薬は自然界の動植物・鉱物からつくらえた生薬で、処方する内容は個々にまったく異なる内容(種類・量)になります。西洋のハーブのようにダイレクトに不眠の症状を改善する内容ではなく、心身のバランスを整え、結果リラックスでき安眠に繋がる流れです。
不眠の原因によっては、うつ症状を心療内科で処方する睡眠導入剤、婦人科で処方するPMS(月経前症候群)を低用量ピルと併用するケースもあります。

からだが疲れが原因で眠れないときの漢方薬

  • 酸棗仁湯 (さんそうにんとう):心身ともに疲労困憊で、ねむれなくなっているときにお勧め。神経質で不安感が強く、夜中に目が覚めてしまうひとにも。やせ気味で虚弱体質の人に向けです。
  • 帰脾湯 (きひとう):不安感や緊張感が強く眠れないひとにお勧め。神経質で胃腸虚弱、貧血気味で顔色が悪いひと。からだの線が細く体力もあまりない虚証の人向けです。
  • 加味帰脾湯(かみきひとう):不安感が強く、神経質、品系になりやすく眠れないひと。心身過労でふらつき感があるとき。帰脾湯 (きひとう)に山梔子(さんしし)と柴胡(さいこ)を加え、興奮を抑える効果もあります。
  • 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ):からだはとても疲れているのに眠れないときに。貧血・低血圧で体力が全体的に低下しているひと。ノイローゼぎみや寝汗をかきやすいひと向けです。
  • 温胆湯(うんたんとう):不安感が強く、神経質で胃腸の調子を崩しがち。寝ているあいだに熟睡できず、夢をたくさんみて寝汗をかくひと向けです。

イライラ・不安感が原因で眠れないときの漢方薬

  • 抑肝散(よくかんさん)・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):イライラして興奮してしまい目がさめてなかなか眠れないひと。即効性があり、もとはこどもの疳の虫をおさえる薬。月経前のPMSにも効果あります。
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):神経がたかぶりイライラ、ストレスに不安感で動悸がある人。服用すると気力は高まって心が安定して眠れるように。やせ形で体力のないひとに向いています。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ):落ち込みやすく不安感がつよい抑うつ状態のあるひと。下剤効果のある大黄(だいおう)が使用されているものと、不使用のものがあります。※入っていない場合、抗うつ剤を減らすケース
  • 柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ):体力の少ない中間証から虚証のひと。イライラ・不安による不眠を鎮める効果があります。動悸を抑えたり、熱や炎症を抑える効果も。風邪による体力不調や頭痛にも効果があります。

のぼせや肩こりが原因で眠れないときの漢方薬

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):からだの熱をとる作用があります。体力のある実証の人やイライラの興奮を鎮静し不眠を解消。不眠とともに高毛血圧、肩こり、頭痛のあるひとにぴったりです。

各漢方薬はインターネットで購入することができます。漢方専用店・生薬・漢方薬の中央薬局では無料で体質に合った漢方薬を案内してくれます。

arrow008.png生薬・漢方薬の中央薬局・詳細へ

漢方薬に関するQ&A

Q.漢方1週間、効果を実感できないのですが…
A.素人判断せず2週間の変化をみましょう。副作用を感じたときは医師・薬剤師に報告をし、種類の変更や量・回数を変えてもらいます

Q.睡眠導入剤から漢方薬にきりかえたいのですが…
A.不安を感じてきりかえるひとも多いのですが、調整が必要です。医師に相談し、量・回数も個人差があるので少しずつにきりかえる方法が一般的です。

Q.うつ症状からくる不眠。漢方だけで治療できますか?
A.うつ症状が軽ければ可能です。重いときは西洋薬を併用します。